【糖尿病】HbA1c15.4からの再出発

HbA1c15.4から6.0へ。回復までのリアルな記録。

薬を減らすことよりも、“続けること”が大切だった

Ⅱ型糖尿病と診断され、HbA1c15.4から6.0へ。
インスリン注射・トルリシティ治療・食事療法の実体験をもとに、数値改善と生活の変化を記録しています。
双極性障害と共に生きながら、体と心の両面から回復を目指す再出発ブログです。

「いつか薬をやめたい」と思っていた

治療が始まったころ、私は「薬は一時的なもの」だと思っていました。
血糖値が落ち着けば、すぐにやめられるはず。
そんな楽観が心のどこかにありました。

けれど、現実は違いました。
薬を飲み忘れた日が続くと、数値がすぐに上がる。
自分の体がまだ完全には安定していないことを、痛いほど思い知らされました。
薬を減らすことばかり考えていた当時の私は、「続ける」という意味を理解していなかったのかもしれません。

続けることの難しさ

服薬はたった1日1回でも、意外に難しいものです。
体調が悪い日、気分が落ちる日、双極性障害の波が来る日――。
「今日はいいか」と思ってしまう瞬間が、何度もありました。

でも、飲まなかった翌朝、体が重く感じる。
それが“続けることの意味”を教えてくれました。
毎日きちんと服薬を続けることは、数字だけでなく心の安定にもつながる。
そんな感覚を、少しずつ体で覚えていきました。

続けるとは、意志の強さではなく、習慣の力だと思います。
小さな積み重ねが、やがて大きな結果を生む。
その実感が持てるようになってから、治療への考え方が変わりました。

変化を感じた瞬間

服薬を続けるうちに、体の疲れ方が変わってきました。
朝のだるさが減り、食後の眠気も少なくなった。
血糖値の波が穏やかになると、気分の波まで落ち着いていきます。

以前は、薬を飲むことが“面倒な作業”でした。
けれど今は、「今日もちゃんと飲めた」という小さな達成感に変わっています。
日々の安定が積み重なることで、生活のリズムが整っていくのです。

薬を信頼できるようになるまで

かつて私は「薬に頼るのは弱さ」だと思っていました。
自分の力で治したい。
そんな理想が、心のどこかにありました。

しかし医師から、「薬はあなたの努力を助けるためにある」と言われたことがあります。
その言葉に、少し救われました。
薬は敵ではなく、味方。
それを理解してから、服薬への抵抗が消えていきました。

薬を飲むことは、努力をやめることではありません。
むしろ、努力を支える一つの手段です。
それに気づけたことで、自分を責める気持ちが少しずつ和らいでいきました。

結び:続ける勇気が、未来を作る

今では、服薬も注射も生活の一部になっています。
カレンダーに印をつける必要もなく、体が自然に覚えている。
続けることが当たり前になって初めて、治療の意味が分かってきた気がします。

以前は「早くやめたい」と思っていた薬。
いまは「続けたい」と思えるようになりました。
血糖値が安定していることのありがたさを、日々感じています。

治療とは、終わらせることではなく、続けること。
それは競争でも、我慢でもない。
ただ、穏やかに積み重ねていく日々の選択です。